お客様が帰られたあとのサロンで気をつけていることがあります。
このモワッとした空気(゚∀゚)
曇って見える部屋、
きれいにしないといけません。
まず、トイレもキッチンも換気扇をかけ、部屋中窓全開にします。
そして、よっこらしょと座りながら、コロコロを左手に、雑巾を右手に床を拭いていきます。
その間にもう一つ、部屋の浄化儀式をしておきます。
これです。
ホワイトセージ。
煙で燻しながら、香りをばぁ〜と撒き散らす感じで、みえないものを追い払ってもらいます。
この独特の癖のある香り。
爽やかな匂いでもないのですが、こおばしくて苦味のある感じ?
安全に、お皿やお香立てに入れて、白い葉を燃やしていきます。
煙を燻す
アメリカの先住民であるネイティブアメリカンがこのハーブを使い始めたようです。
昔の人は、人の死や何かの儀式には、煙を燻して天に届け、神様に祈りを伝えるということをしていました。
日本でもお線香がありますね。
燻すことは、目に見えないものに対して、生きている者から想いを届けるためのものでした。
浄化するというのも、普段暮らしていると怪しげな言葉にとらえてしまいがちですが、このお仕事をしていくうちに、そうではないことも感覚でわかるようになりましたよ。
なんとなくどんよりする、落ち着かない場所ってありませんか?
感覚って大事ですから、五感磨いていきましょうね。
おかしいな、なんとなく気が進まないな、
その声、きちんと受け止めて(._.)
昔はそういった感覚というものが、良くも悪くも生活の中で使われていました。
そして、浄化に適したものを植物から選ぶことのできる知恵もありました。
安全に使うことのできるものなのか見極めるために必要な根気や慎重さも。
ホワイトセージの名前
ホワイトセージの白さ、
浄化そのものの色ですね。
これが真っ黒だったら、なんとなく怖い。
白は純白、汚れのないなど、カラーの意味からもこの植物が浄化に適しているのがわかります。
植物には学名という世界共通の名前がついていて、精油を購入するときもこれで確認しますね。
ホワイトセージの学名は、Salvia apiana(サルビア アピアナ)
このSalviaサルビアとは、ラテン語で「治療する、救済する、健康な」という意味を表します。
お薬として使われていたということが学名からも想像できます。
この言葉の意味を理解していくと、昔からの言い伝えってすごいなと思います。
気が遠くなるほど時間をかけて、植物の力を信じて、健康を作り上げてきた祖先のパワー。
昔の人と私達との違いを言うなら、
それは、自然のものをちゃんと敬愛していたんだと思います。
その力を頂くという謙虚な姿勢がそこにあったはず。
悲しいくらいに今の私達にないですが。。
健康とは、いったいどうやって作っていくものなのでしょうかね。。。
ホワイトセージですが、1年を通して日の当たるカリフォルニアで育ち、太陽のパワーをたくさん受けて育てられます。
これらの歴史や植物からみても、浄化に最適なことがわかります。
アロマでいうとジュニパー精油が同じように使われます。
ですが部屋の浄化には煙で燻すのが一番いい感じです。
燻す儀式が終わったら、最後はアルコールシートで床掃除にドアノブトイレ、ブラシや椅子の取っ手や小物入れもフキフキしていきます。
コロ対策にはどうしてもアルコールは必要なのですね^^;(今となってはウイルスを敵にせず共存スタイルがほんとは理想)
玄関拭いて終了したら、洗濯物が出来上がる予定。
記録も書いて、あとは私の手洗いうがいで浄化&掃除が終わります。
健康とは、体だけみるのでもなく、環境整備からの視点も大事です。
オリーブにお越しいただいたお客様たちには元気になって帰って頂きたいです。
一に掃除、二に浄化ですね(*^^*)
オリーブ☆かとうゆか