オリーブサロンのかとうゆかです。
お客様のマッサージ中におなかの音がグルグルなると、なんだか嬉しくなりました。
そして私のおなかもグルグルと…
負けないくらいの大きな音で鳴りだして、恥ずかしい(*ノωノ)。
カモミールローマン精油について
さて、全身のアロマトリートメントとオプションのフェイシャルマッサージ約150分のセットコースのお客様。
カモミールローマンの香りに「あっ、いい香り」。
カモミールローマンはリンゴの香りに似ていると書いてありますが、そうでもなく、単品だと癖のある香りです。
そのため、万人むけではないため、この香りに嗅覚が反応するときって、どんな時だろう?
少し効能をみてみます。
カモミールローマン精油はこのような人に
カモミールローマンは、穏やかに鎮静させる働きがあります。
このような方に…
これらを見ても、とても感情面に働きかける作用が高いのが特徴です。
女性と子どものための精油
成分にはエステル類といって、長い鎖を持つ成分がたくさん入っています。
これは、強い緊張緩和作用があり、麻酔のような中枢神経系を抑制させる成分が含まれています。
女性と子供の心に働きかける精油ナンバーワンです。
また、お肌にもとてもよく、傷つきやすい皮膚や乾燥肌の方にはもってこいの精油です。
本日のお客様もお肌の一部に描き傷があり、痒みの症状がみられました。
お腹に触れますと、胃の部分が硬い状態です。
ここは太陽神経叢といい、ストレスなどに反応する場所。
こんな時は、カモミールを1滴使うと良いですよ。
胃のあたりに塗りながら、深呼吸します。
神経系に働きかけるので、何かの時に心を落ち着かせてくれる精油として持つと安心です。
植物としての特徴
イギリスでは公園のベンチや人が歩くところに植え、香りを楽しむそうです。
地面すれすれに低く生えていることから、chamosという言葉に由来したChamaemelum(カマエメルム)、“高貴な”という意味のnobile(ノービル)という、Chamaemelum nobileという学名がついています。
なよーっとくたーっとしているのですが、踏まれても丈夫な植物であることから、「逆境における忍耐強さ」という花言葉があります。
華奢なお花ですが、たくましいのですね。
ハーブティーは、緊張からくる症状や不眠傾向の方には、とてもおすすめです。
以前勤務していたクリニックのドクターは、いつも訴えの多い女性患者さんに処方としてこのハーブティーを出していました。
確か80歳代の一人暮らしの方でした。
不安からくるいろいろな症状が、次から次へと出てきます。
これが欲しいと言われるようになって毎回飲まれていたのを思いだします。
ハーブやアロマは気軽に生活の中で使えるようになればいいですね。
嗅覚は正直
本日のお客様のお話やご様子から、カモミールローマンが必要だったんだなと思いました。
好きと思える香りには何かあるはずです。
成分の作用や意味をみながら、自分の心と体を分析してみるのも面白いですよ。