aroma-oliveの日記

Oliveの日記

元ナース・50代セラピストのつれづれ日記。

アロマを断捨離しながら。。。

今使う精油があまりなく、今日もお客さんに好きな精油を貰って帰っていただいた。

もう残り少ないのだけど、あと数本ドクターエバーハルトのブレンド精油が残っている。

ボディートリートメントをするときに、精油なしでしようかと思っていたときもあった。

でも、ないと腑抜けのように物足りない。

いろいろなメーカーの精油をたくさん購入してみた。

始めた頃は精油のことがわからなくて、ブレンド日記もつけていたし、自分の心と体とアロマを毎日試しながら、こんな時はこの香りがいらなくて、こんな時は好きになったりと、長いこと調べては検証していた。

お客さんの中には精油が好きな方もいるが、そうでない人も多かった。

癒やされるけどそこまで必要としない人。

匂いがやっぱりわからない人。

香りの好き嫌いがはっきりしている人。

いろいろなお客さんに鍛えられた気がする。

香りは脳に直接働きかけるもので、好きな香りを嗅ぐと一瞬で表情が変わることがほとんど。

嗅覚って、すごいなと思う。

だんだん退化してくる器官なのかもしれない。

ここは鍛えといたほうがいい気もする。

高齢になると、匂いの違いがわかりにくい人も多く、記憶を司る部分にも影響しているので、香りを嗅ぐという行為を意識して作ったほうがいい。

人工ではなく自然の香り。

食べ物や自然のものから、その気になれば色々身近にあるような気もする。

食事の時も、香りを感じながら頂くことがあまりなくなっている。

私なんて味覚は音痴だし満腹感がメインになってる。

いい香りだなぁ〜と昔のことを思いだす。

田舎に帰った時に、祖母がお味噌汁を作ってくれている香りを、部屋の2階から嗅いで、今でも記憶に残っている。

朝ごはんの香り、なんていうか、田舎の味噌の香り。

みんなあるのかな?

お味噌汁の香りと朝の空気感。

言葉にできないな。

他には子供の頃四国に行き、冷たい井戸の中からスイカを出してくれたときの香り。

イカの香りと水の冷たさとお日様の日差し。

どこで食べたのかさっぱり覚えていないのだけどね。

その時だったか、季節は夏。

焼いたピーマンの香り。

この香りが大好きすぎて、香りの記憶を辿るうちに、子供の頃の四国、スイカと同時期だったのを思い出した。

香りが想い出の引き出しになっていた。

大人になってからはほとんどない。

それって、どういうことなのか?

その瞬間瞬間を心に残るくらい感じていないのかも。

五感はこうしてだんだん衰えていくのかもしれない。

嗅覚、触覚、味覚、視覚、聴覚。。。

やばいな。

40年以上たっても記憶から消えていないあのときの香り、その時の空気感。

大人になってからの香りの記憶がないってことは、人工の香りが多すぎて、嗅覚細胞も脳みそも覚えていられないのかもしれないな。

今は視覚からの情報が多すぎて、脳みそも大変だ。

時代がどんなふうに変わるかはわからないけれど、人の体と心にどんなふうな影響を及ぼしていくのかな。

アロマ断捨離しながら考えてしまった今日でした。

オリーブ☆かとうゆか

select-type.com