aroma-oliveの日記

Oliveの日記

元ナース・50代セラピストのつれづれ日記。

ストレスと体の反応

オリーブサロンのかとうゆかです。

お昼から冷たい雨の中お越しいただいたお客様。

毎回お客様にはお体の状態や最近のことなど、変化があったらお話をお聞きしています。

「イライラすることがある」

ぼそっとそんなことをお話くださいます。

イライラする気持ち、ストレスになる状態は長引かせてはいけないです。

ストレスが長引くと…

体の反応として、倦怠感がとれない、呼吸器系や胃腸症状、眠れないなど睡眠障害などもでてきます。

心の反応では不安、無気力、緊張、などが常にあることも。

そのことから食欲不振または過剰な行動、引きこもりや攻撃的な行動につながったと、生活面で影響も出てきます。

ストレスって誰にでもあるのだけれど、甘く見てはいけないなと思うです。

体の中でおこること

ストレスは人の本能を司る脳、大脳辺縁系という部分を刺激します。

嫌だなー、と感じるのは本能の部分です。

でも、賢い人間の脳は、大脳新皮質という部分で賢く判断をしたり処理したりできますから、この部分を上手に使えると良いですが…

感情のコントロールはなかなか難しい。

大脳辺縁系のすぐ下にある、視床下部という場所。

ここは自律神経、ホルモン、免疫を司る部分です。

嫌だなーという感情は、脳で受け取ると、体はバランスをとるために守ろうとします。

この感情は有害か無害か、脳で判断を下します。

このままじゃ危ないなという場合は、視床下部へ連絡がいくようになっています。

ストレス反応イラスト

どうにかして体をストレスから守らなければと、動き出します。

自律神経は交感神経にスイッチが入り、戦うための酸素をたくさん取り入れようと心臓を早く動かしたりします。

血管も細くなって血液を早く脳へ送り込もうとします。

手足の血管も細くなり、必要なところへ血液を送る準備をします。

そういうときは筋肉も硬く収縮するのですね。

手足の冷えはストレスとも関係してくるということになります。

そして、腎臓の上にそら豆のような形をした副腎の登場です。

ここからストレスに負けないように多くのホルモンを出します。

副腎は働き者で、体を守るためにくたびれるまで動きます。

人の体はストレスを受けると、誰でもこのような反応をおこして、体の中の状態を維持しようとします。

ストレスは長引いたら病気につながる

ずーっとストレス状態が続くことは、体内でこの状態が繰り返されているということになります。

これが病気という形で現れる前になんとかしたいです。

何か今ある症状、例えば眠れないとかあります。

その症状にある背景に気がつくことができるという状態になっていただけることが、私のアロマトリートメントやフェイシャルなどのセラピーが目指すところです。

感情の声を大事にする

お客様がよく言われることの中で、「こんなことは誰にであるし…」というような内容のお言葉があります。

そんな時私はいつも、心のなかで思うのです。

誰かと比べるものではないんですよと。

以前の私がそうだったのでよくわかるというか、こんなこと大した事ないというふうに、人前では強がるところがありました。

今は素直に、心の声に耳を傾けようと思っております。

自分の体と心の状態に気がついてあげることが、病気の予防にもなります。

そのお手伝いができればと思います。

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