オリーブサロンのかとうゆかです。
鳩のサブレ、頂きました♡
懐かしい美味しさ。素朴なお菓子は原料もシンプルですね。
いろいろな物、日常で使うものや食べ物も、中身を見るとカタカナでたくさん書いてあります。
シンプルさが今の時代には必要かもしれないなと感じてます。
来年の目標は、自分にとってのシンプルとは?を探していくことになるかな。
本当に求めているものだけに、時間とお金を使えたら、いいですね~。
あれもこれもと、人付き合いや物、知識、情報など、もう入らなくなってきました。
そんなに引き出しいらない年齢であります。
もうすぐ51歳(;'∀')いや、まだまだ!!って、言ってほしかったりして…
そんな話を同じ学年のお客様としておりました。
「アロマ、何がいいですか?」
「杉とか、すっきりした香り」
「ではサイプレスはいかがでしょう?」
「いい♡」
他にも嗅ぎましたが、どれもいまいちだったり、嫌いだったりと、この2本に限定されました。
サイプレスと柚子です。
120分のアロママッサージが終わりました。
そして、お客様がベッドの上でポロリとこぼした言葉から、サイプレスを無意識に選ばれたこと、その意味がわかり胸があつくなったのです。
サイプレスの精油について
サイプレスはヒノキ科の常緑樹で、45mほどの高さに生育し、樹齢2000年に達することもあります。
和名はイトスギと呼ばれ、お寺や墓地に良く植えられる木。
それは昔、その木が四季を通して緑をたたえていることや、ギリシャ神話で貴泉の神と関りがあったり、十字架がこの木で作られたという説もあり、「死の木」と民間では呼ばれていたようです。
「死後の生」を表しているともいわれています。
とても固くて丈夫な木なのです。
この木のことを忍耐や英知、秘密厳守という言葉のシンボルとする文化もあるそうですが、日本でいうビャクダンのような存在。
そして、死というものに向き合った時の悲しみや恐れを乗り越える強さをもっている木なのです。
また、セドロールという芳香成分が入っているのですが、呼吸を深くし、心拍を安定させる働きがあります。
そのことから、コントロールできないくらい悲しい気持ちになったとき、感情を静めてくれるのを助けてくれるのです。
植物の歴史、姿形を知ると、受け止めてくれるだけの器を持っている植物であることがわかります。
昔から植物は、人の心と体を助けてくれるなくてはならないもの、というより、共存していた関係が当たり前だったのですから。
人間のために今は、利用されているのかもしれません。
精油は本来貴重なもので、液体が入っている薬のような瓶だと思わないでと、アロマの先生から言われたのを忘れません。
精油が、エネルギーの塊で、目に見えないパワーがあることを、お客様がいることで感じるのです。
嗅覚の働きは、本能といわれる大脳の部分を刺激すること。
理屈で考えることが多い時代は、自身が今感じている感情さえも、出すことを抑えてしまいがちだと思います。
ほんとの私は泣きたいのか、悲しいのか、辛いのか、怒りたいのか、逃げたいのか…
ごまかさないで感じさせてくれるツールが精油。
また、サロンという日常ではない空間で、セラピストによるハンドタッチを受けることで、本来の感情がでてくることを助けてくれる。
心をどうにかすることは難しいですが、お体を緩めながら少しでも楽になれたら。
アロマセラピーマッサージサロンの良さかなと思います。
オリーブサロン、来年は4日から営業です。