aroma-oliveの日記

Oliveの日記

元ナース・50代セラピストのつれづれ日記。

ストレスに反応する場所

オリーブサロンのかとうゆかです。

施術の最後に、深〜い深呼吸をしてもらうのですが、息が吐けないお客様がいます。

大丈夫でしょうか〜と、

息がつまる想いをされていないか気になります。

胸式呼吸は、胸の筋肉の働きで、肋骨が引き上げられて、胸郭が広がります。

そこへ、気管支を通り、空気が肺の上の方へ流れていきます。

肺のイラスト

腹式呼吸では、横隔膜は押し下げられ、胸郭が広がり、肺の下の方まで酸素は行き渡ります。

呼吸は、胸式も腹式も、肺の周りの筋肉や横隔膜の力を借りることで成り立ち、勝手に肺が動いて息を吸ったり吐いたりはできません。

肋骨の間の筋肉が伸びたり、縮んだりして、肺も膨らんだり縮んだりします。

そのため、肋骨、あばら骨ですね。

とても大事な筋肉になっています。

この肋骨についている筋肉を、アロマトリートメントでは緩めていきたい。

この部分の動きが硬いと、今は大丈夫でも例えば入院した時、ベッド上安静を強いられた時とかに、呼吸がちゃんとできないお体になります。

取り込む酸素の量が少ないと、体の中で、エネルギーを作る力、二酸化炭素など体にいらないものを吐き出す力も弱くなります。

代謝が落ちると太りやすくもなります。

むくみやだるさなど、疲労感が常に残るようになったり。

肋骨を動くようにしておくと、お腹から息を吐き出すことができます。

肋骨の下のほうにある横隔膜の動きが柔軟であることは、少しのエネルギーで肺の隅々まで酸素を行き渡らせることができます。

この部分が使えない状態は、肺の上の方だけ使う呼吸を作ります。

それが癖づくと、そこがストレスに反応しやすい場所になりやすく、過換気症候群などの発作を繰り返す体へとなる場合があります。

そこまでいかなくても、誰でもストレスを受けると体に反応します。

なんとなく息が吸えてないお体が慢性化すると、気持ちにまで影響していきます。

しっかりと、意識してお腹を膨らませて息を吸い、ぺちゃんこなるまで息を吐き出すことを、ゆっくり静かに練習するのが良いかと思います。

腹式呼吸の女性のイラスト

その前に、肋骨周りの筋肉やデコルテ部分の筋肉が柔軟であるか、大事です。

オリーブサロンのアロマトリートメント全身120分では、きちんと息ができるお体になれるように施術していきます。