大阪・平野区アロママッサージ&よもぎ蒸し、オリーブサロンのかとうゆかです。
50代のお客様が「諦めることも大事やね」
こんなセリフを言われて、私の今読んでいる本のタイトルが、「聖なるあきらめ」とかいう本。
シンクロだわ〜とお客様と言いながら、諦めることの大事さを、しみじみと共感しておりました。
「ポジティブなのもわかるけど、それだけでもね」
わかりますわ(・∀・)
50代女子でなければ心に響かないせりふです。
こちらの本、とてもオススメなのです。
いろいろな人の状況をシスターの鈴木さんが解説されていて、スラスラ読めます。
諦めることの選択って、そんな教育は受けないです。
頑張ることや負けないことは教えられるけれど。。。
親の介護の問題について、子どもの立場ならきっと、ちゃんと面倒を見たいとは思います。
が、現実、そううまくはいかないものです。
仕事、家庭、親の介護、こどもにしてみたらとっても負担になります。
そうなると施設に入ってもらうことになるけど、それも冷たいと思うわけで、ジレンマに陥ることになるという、
誰にでもありうるお話でした。
鈴木さんは、「親にとっても子どもにとっても100%の満足はない、まずそう明らめて、認識してください」と言われています。
誰にでも最善の道を選びたい、
でも、親にも自分にもある程度の負担は生じて限界はつきまとうという事実。
親のためにと思ってお金も積んで時間もあけて、よい施設、よい介護を選んであげたい気持ち。
ここでも「諦める」姿勢を言われています。
現実の中で、「自分を犠牲にしないという姿勢」を大切にしてくださいと。。
この言葉に救われる人は多いのではないかなと思いました。
また、親のためにどんなに良いことをしたとしても、自分への負荷が大きかった場合、あとで必ず怒りがフツフツと湧いてくるものだと。。
そうなんですよね。
その怒りは自分だけが頑張っていて、誰かに向かうこともあるんです。
私が経験者だからよくわかりました^^;
「聖なる諦め」
この言葉、いいなぁと思いました。
鈴木さんの言葉がふと心に響く瞬間が、色々なストーリーごとにあります。
最後に、「死にたいする心の準備」このことも書かれていました。
想像したくない人の死、怖いですよね。
「聖なる諦め」が死を受け入れるための強い見方になる気がしました。
更年期世代の女性たちにオススメの本です。
夢もポジティブ思考も必要ですが、それだけでは勧めないことを知ってしまった世代の人たちには共感できる内容ではないかと思います。
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