aroma-oliveの日記

Oliveの日記

元ナース・50代セラピストのつれづれ日記。

訪問アロマケアで…

訪問アロマケアでの出来事。

80代のお客様は私の母と同世代。

母と話すよりも、会話が通じ合う。

いろいろなお話をしてくださいます。

私の話も興味を持って聴いてくださいます。

「あら、その話、今度教えてね」

「スピリチュアル、でしょ」

楽しそうな表情で言われます。

80代の方からスピリチュアルという言葉を聴いたのは初めてでした。

私は母とは話を合わせながら一緒に生活をしているつもり。

母とは価値観も真逆。

会話のツボがずれすぎててあいません(*_*)

80代世代平均レベルの主婦です。

他の高齢の方でも、そんなに話が合うなんて、ない気がしますが…

施術をしながらず〜っとお話する時間があっという間。

昨日は音楽をかけながら、受けていただきましたら。。。

私が足の施術をしていたら、静かに目を瞑られました。

「蒼い空がみえて、海の中に青空がうつって、きれい、いい気分」

そ〜っと言葉を話されます。

「やっぱり音楽の力って、すごいですね」と私が言うと、

「加藤さんに触れてもらう感じがそう思わせるのよ」

と言われます。

音楽の波動に共鳴しながら、私とお客様の周りが違う次元に囲まれているように感じました。

でも、同時にそう言われてなんだか恥ずかしくなったのです。

私なんて、です。

思わず、「この曲、私大好きなんです」と、口からでてきました。

その空間をもっと味わえばよかったなぁ〜。

ダンギブソンの音楽は、自然音の世界に引き込んでくれるのです。

訪問ケアでは、音楽なんてそこまで必要ないかなとか思っていたら大間違い。

好きなお客様には、施術の効果を高めてくれるツールになります。

スピーカー持参で次回は行こうかな。

たまたま好きな音楽が似ていましたが、お客様の好みのものを聞きながら、リラックスしていただけたら、お家が癒やしのサロンになります。

訪問ケアでは、いろんな気づきがあります。

ここには書けませんが、人間が生まれてきて老いるまでのストーリー。

戦争戦後を生き抜いてきた人たちのリアルな生き様を、私は恵まれたことに生で聞く機会が多くありました。

昔の話と思って聞けたのは若い時。

50代になり思うのは、あの戦争という残虐な時代は、決して過去のものでなく、いつの時代もそのような過ちを繰り返す可能性を人間はもっていると思います。

衣食住に満たされた欲望の赴くままに生きてきた時代の私達。

今80代の方たちのように、強く生き抜くことができるのかな。

高齢の方から学ぶことが、まだまだたくさんあるのですよね。

自分の行き方について、老いについて、私も模索中です。

訪問は、そんな私のココロにいつも何か考えることを与えてくれます。

もうすぐお盆ですね。

亡くなった魂がこの世に会いに来てくれると言います。

今年はオガラを炊いて、ちゃんとお盆を迎えようかと思います。

お盆も営業しますよ(*^^*)