介護美容研究所7期生さんの授業がやっと終了。
毎回ですが、もっとこんなことをお伝えすればよかったと思うことが後で出てきます。
私の担当授業は、基礎エステという皮膚の構造やアロマセラピーについて、あとはハンドやフットのトリートメント技術、介護施設での実習ができるように、実際に施設で実習を行い評価するまで。
その後は補講授業に参加する生徒さんへ、復習や相談などを行うのです。
エステのようなマッサージではなく、リラックスできるための技術をお伝えするのですが。。。
フットのトリートメントも優しくゆったりと、力を抜いてできるように。
ハンドも机がないところでも施術ができるような工夫を考えたり。
自分の体がどうすれば負担なく施術ができるのかなど、普通のエステとは違う細かいところまで色々なことを初回から覚えて、アウトプットしてもらう。
1クラス20名ほどの生徒さんたちは、年齢もさまざま。
経験もいろいろ。
やっと授業に慣れてきたと思ったらさようならとなる寂しさ(T . T)
高齢者というと皆様はどんな印象をおもちですか?
介護とか、お年寄りっぽい雰囲気が強いですか?
これからは高齢者のイメージがどんどん変わっていくのではないかな?
施設もたくさん増えてきましたね。
触れてもらうことに慣れていない方は、贅沢なことをしてもらってと、申し訳なさそうに何度も言われます。
肌に触れてもらうことは、美容の目的もありますが、足のむくみの改善や皮膚トラブルの予防、リラックスできることで免疫が上がったり、健康にも良いことが色々あるのです。
また、心に寄り添う時間でもあります。
高齢者の方でも、認知症状がある方でも、介護度の高い方ほど、そういった機会が必要です。
関わりを持って貰う機会が多いほど、認知症の方の意識レベルも上がってくるのです。
触れながら20分、同じ時間を共有している環境って、体も心も少しずつ変化していってるんです。
ふとした時にみせる微笑み。
無表情な方が変わる瞬間。
キョロキョロ目だけ動いてたり。
ニヤリと顔がほころんでいるのがわかると、生徒さんの心も弾んでいるのがわかります。
喜ばしい反応ばかりではないのですが、どんなときでも誠意をもって接していくことを、覚えていかれることと思います。
今はボランティアと言う形ですが、今後、企業や施設などの協力体制がどんどんできて、人材が育っていくことで、どんな状態になっても一人の人として、生活の中に美容やリラックスを求められる社会になればいいなと思います。
たとえ死が近くなっても尊重される存在でいたいです。
高齢者=寝たきり、介護というイメージが変わればいいですよね。
私も老齢期に突入しそうなので、そんな未来に期待します。
少しでも貢献していければ嬉しい(°▽°)
*オリーブサロンでは高齢者の方や治療中の方へ、訪問アロマケアを行っています。
ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。