「これ!最高の香り!」
こう言ってくださったとき。
その方が今、何を求められているのか、精油の意味から紐解くことができる場合があります。
感情に働きかけるアロマセラピー
この前のお客様、イランイランの香りを嗅いで、「好きです〜」とうっとりとされました。
甘くて濃厚なオリエンタルな香りは、好きな時と嫌いな時、または好きな人と嫌いな人にわかれます。
お花から採れます。こんな色の^^
黄色の花、だらりとうなだれる姿って、なんだか悩ましい感じがしませんか?
適用例の成分には、性的衰弱や不感症に効果があるとでておりますが…
酢酸ベンジルという香りの成分に、興奮活性作用が強いとあります。
だからといって、お客様が求めているものとは違いますよ。
このだらりとした脱力系、ユルユル系のお花。
神経系を強くしながらリラックスさせる作用がとっても大きいです。
ちょっとまいったな~。
とにかく疲れたからホッとしたい、休みたい。
日頃、交感神経優位の生活をされている方、お仕事で気が抜けない、いつも誰かのためにフル活動の人。
そんな時に、好きになる方が多いです。
また、お花の精油はお顔を表します。
お顔って、私らしさをアピールする場所ですよね。
この花のように、だら〜んといったん力を抜いてみませんか?
そしたら私はどうしたいのか、少し見えてくるかもしれません。
自分らしくいられるようになりたい、またはそのパワーをくださいと、心のどこかで思われているのかもしれません。
気持ちを落ち着けながらも、心揺さぶられる何かを求めたい時♡
そんなときにも好まれる気もしますね(^^)
嗅覚は本能を刺激する
アロマを使うことで、嗅覚=「本能の脳」と言われる部分を刺激できることは、自分にも見えていない感情を知ることにも繋がります。
人の意識は、顕在意識(普段の意識)が10%、潜在意識(無意識)が90%の世界に生きてます。
抑圧された感情は、ペンギンさんの座っている部分に上がろうとしてきます。
気づいてほしいのですよね。
釣り糸が垂れている海の中は、だいたいが押し込めていた嫌な感情があります。
嫉妬や怒りなどのネガティブな感情。
これを処理できないでほっておくと、心や体に何かしらの反応がでてきます。
ペンギンさんの釣り糸=お客様の好きと言われた精油になると思ってくださいませ。
好きと感じた瞬間、香りの分子は大脳辺縁系へダイレクトに伝わります。
「本能=無意識」の場所へ反応を起こします。
この香り、昔のあの時のあの場所のあの人を思い出すとかって、ありますよね。
記憶を司る海馬=「精神の脳」と言われる扁桃核に伝わります。
ここで潜在意識に働きかけるのです。
心も開放できる場所
オリーブサロンでは、この反応からお客様のお話をお聞きしていきます。
アロママッサージ後にお客様から何かお話されたりという場合もよくあります。
自分の隠れた感情に気がつくきっかけになれば、一歩前進です。
サロンから帰られたあとにでも、少しだけ心に意識を向けてみるきっかけになれば嬉しいです。
そのための好きな香りが見つかるお手伝いができたらと思います。