オリーブサロンのかとうゆかです。
ハーブティーを買いに行くたびに新しいものをチャレンジしたくなるのですが、今回は定番のカモミールと、気になっていたものを購入しました。
これがまた、かなりスパイシーで、お客様には刺激的すぎたかもしれません^^;
最近また大量に本が読みたくて、帰りに本屋さんに行きました。
私は洋服買いに行っても本をかってしまいます。
本屋が一番安らぐ私のパワースポット☆
皆様のパワースポットはなんですか。。。
私の気になる本はこちらです。
相変わらず地味ですが、今回は誰もが向き合う時がくる「死」について書かれた本です。
「死の権威」と言えばエリザベス・キューブラー・ロスという精神科医が有名です。
カウンセラーでもあり、終末期の人々の傍に寄り添い心のケアを人生かけてしてきた方なのです。
ケアもそうですが、人が死を目前にして何もできないとわかったとき、どんな心理過程をたどるのか研究された人。
歴史に残る偉いドクターなのに、ご本人の病状の様子を作者の方がエリザベスに会いにいかれ、その時の様子を書かれているのですが…
それがほんとに、なんていうか、理性のかけらもない姿だったことを書かれています。
不機嫌丸出しのエリザベス。
出て行けと包丁振りかざす姿など、それらの姿は滑稽で意地悪な鬼婆さながらだったと書かれています。
死というものに冷静に向き合い研究されてきた人も、太刀打ちできない感情が襲ってくるのです。
本にも書いていますが、「死はきれいごとではない」
そんなことを自分の身をもって教えてくれたのではないかと思うと書かれていました。
テレビ取材にこのような形で応じるエリザベス、すごいです。
葛藤と苦悩の様子、周りを失望させることもわかっていながら、死は綺麗事でじゃないことを教えてくれたなんて。。
理性が効かなくなる。
人は生きているうちに、感情をたくさん出してしまわないといけない生き物なのかもしれませんね。
ネガティブな感情も、きちんと感じることが大事なのだと思います。
私は18歳の時から患者さんの死をたくさん経験してきましたが、どんなきれいな人であっても、最後は動物のようになります。
体からいっぱいタレ流して匂いを発し、そうして死ぬんです。
今思えば、亡くなられた方に失礼なこといっぱいしてます。
そのような姿でも人は尊いものなのに。
生まれたときと同じ姿で死んでいくもの。
誰かのお世話にならないといけなくなるもの。
エリザベスも最後の最後は施設でかっこいい介護士さんに甘えられる幸せを感じてお世話されたそうです。
甘えられる、世話をしてもらえる幸せってあるのですね。。
クリニックでアロママッサージしている94歳のおばあさんは、いつもみんなに良くしてもらえて幸せだって、うっとりしながらマッサージ受けられてます。
そんな方のお顔って、ほんとに穏やかです。
させていただいている私たちのほうが、ありがたいことだよねってセラピスト同士が感じてしまうオーラをお持ちです。
この本の内容は他にも、介護されている家族の方にも向けて書かれています。
「救命はまず自分から」ということ。
共倒れになってはいけないこと、まずは長期戦の構えで心身の健康の維持を優先すべきだということも書かれていました。
他にも心身の癒やしについての方法なども書いてあります。
私達世代は親が病気や介護されている人が多くなっています。
そんな人にはもちろん、誰でも一度は読んでいただきたい1冊♡
死というものと向き合うことは、今をどう生きるかということに繋がるはず。
今の生き方に悩んでいる、うまくいかない、そんなことを感じたときに淡々と読んでみてくださると、
何か背中を押してくれるものがある本だと思います。
☆オリーブサロンでは訪問ケアも承っております。 何らかのご病気をお持ちの方と介護中のご家族の方、高齢の方に訪問でアロマやタッチングのケアをしております。お電話にてお問い合わせ下さい。